絡め

僕を縛り一つのイメージに固定し続けるものを探し辺りを見回しても顔のない群が無関心の香りを醸すだけで衛星周回から見た隣町に直線運動が輝きを増しながら僕の目を焼くからロックンロールが際限なくループして象徴としての甘い記憶が側溝に流れ出して公害に感極まったベドウィンスリランカの人々と熱い握手を交わして星が動かなくなるまでのお別れにお涙頂戴のB級映画をパンに挟んで食っては吐き食っては吐きするカバに乗り見た水平線に赤い電車が走っていてそこに僕のいとこのお嫁さんが眠っていると言っていた占い師を宇宙の歴史から四回消去したのがもう夢のように感じられてもう一度溜め息をついたらきっと会えるよと励ましたネズミ男と昨日喧嘩して川に放り投げたけど今頃心配になってきた馬鹿だなアポロンだな蜘蛛女には花火がお似合いさ残さずアジテーション食らえ式な十六段ロケットを探して鏡の中に消えかかって巻き戻した僕の影