最近読んで”当たり”だと思った本

「脳」整理法 (ちくま新書)

「脳」整理法 (ちくま新書)

少し前に「公と私」について考えていたときに読みました。この本の中で述べられている世界知と生活知との関係が、私の頭の中を非常に整理してくれました。あと、中で解説されている「偶有性」という概念が非常に興味深いです。また、タイトルがB級なイメージですが、中身は非常にまともです。論理展開もわかりやすいし、文章もそれほど硬くないです。
自分の頭と身体で考える (PHP文庫)

自分の頭と身体で考える (PHP文庫)

目から鱗が落ちるような、視点やアイデアが転がっています。解剖学の養老さんと古武術の甲野さんという一見遠いかのように思われる二人ですが、思考の深いところで通じているというのが随所に現れます。こういう分野を越えた対談はよく噛み合わないことが多いのですが、これは違います。立派に相乗効果が発生しております。また、この本は非常に安いです。超お買い得(笑)
あと、余談ですが、私はおそらく養老&甲野さん側の人間だろうなぁと感じました。私の好きな作家である森博嗣さんもたぶんこちら側だと思います。(というか、この森さんに私が影響を受けたんですけどね)