不安になるほどの想像力で


 
NHK迷宮美術館って番組を見た。トリッキーな作品を残したルネ・マグリットという画家がテーマだった。

シュルレアリスムに分類されるけど、意識や認知を扱っているためか微妙に違うらしい。おそらく、シュルレアリスムの本家の人たちと違い、シュルレアリスムの技法や与える印象とかを道具として利用した人だろうと思う。
 
ルネ・マグリット「光の帝国」がすばらしかった。爽やかな青空と、真っ暗な森のなかに佇む外灯をともした建物。その世界にはあまりにも自然に昼と夜が共存していた。不自然を自然に演出することで、こんなにもワクワクするものか。