マンガ「PLUTO」の装丁
「PLUTO 三巻」を買いました。
以前から気になっていたこのPLUTOの装丁についての妄想。
PLUTOのカバーは、透けて地の画が見えるよう意図されて薄くされている。そのことは1巻のときから気付いていた。
そのカバーから透けて見える地の画には、その巻のダイジェストがアメコミや大友克洋の「アキラ」の表紙のような雰囲気で描かれている。その画がカッコいいので、私は新刊を買うとまずカバーを外して地の画を見る。(実は、PLUTOに限らず本を買うとカバーを外してみるクセがある)
今まで、地の画にばかり注目し透けているカバーについてあまり考えたことはなかった。しかし、このPLUTO三巻を買ってふと気付いた。この装丁は、ただ地の画が透けて見えるという面白みではなく、「壁の前に立つ人物にプロジェクターの光を当てる演出」の効果を狙ったものではないだろうか。
おそらく、私の考えすぎだろうと思うが、次にPLUTOの単行本を読むときに装丁をよく見て欲しい。キャラクターの顔にプロジェクターの光が当たっているように見えません?
- 作者: 浦沢直樹,手塚治虫,長崎尚志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/03/30
- メディア: コミック
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